|
安全対策委員会は高気圧酸素治療の根幹部分である安全管理とともに適応疾患に対する治療指針を策定、提供する委員会として活動している。当委員会の報告は「高気圧酸素治療の安全基準」として広報されるが、常に見直しがなされており平成16年改正のものが最新のものである。今回の改正では安全基準に含まれていなかった電気機器の安全、10年毎の治療装置特別検査の勧告条項を安全基準に包括するとともに、減圧症に対する再圧治療を高気圧酸素治療の一環と捉えて安全基準に盛り込んだ。このため安全に関しての基準がより烈しくなったが技術開発の促進を念頭に改正されたものであることを理解していただきたい。また、今後、安全基準の改正を待たずに治療に関して緊急に措置しなければならない事項に関しては「勧告」として学会誌に掲載するので注意を払っていただきたい。
委員会の当面の課題は、論議の多かった適応疾患いついての見直しであるが、現在ワークグループで検討を行っており本年度内に結論を出せるように努力している。
治療の安全確保のためには皆様からの相談や情報提供が何より肝要であり、具体的な解決に向けて安全対策委員会ばかりでなく関連している他の委員会や安全協会をはじめ、学会外の研究機関や医療施設また医療機器メーカーの協力を得て検証を行えるような体制を確立し、より安全で効果的な治療が提供できるように努めてゆきたい。
|