|
この度はからずも恩田昌彦代表理事の後任として伝統ある本学会代表理事を仰せつかりました。 学会は大変厳しい環境におかれておりますが、少しでも会員の皆様のお役に立てることができますように微力ながら誠心誠意努力させて戴きたく存じます。
本年は学会総会も 40 周年記念大会となりますし、そのような兼ね合いからも、39
回総会シンポジュウムにおきましても触れさせていただきましたように HBO 治療の専門医認定制度を軌道に乗せる事業展開を進めることができないか検討させて戴き、会員の要望に応えられないかと考えております。 この制度は会員の永年の夢でもあり、学会を活性化させる上での賦活剤でもあろうかと存じます。 今日の医療経済は厳しく、HBO
治療に伴う診療保険点数も大変厳しい訳ですが、HBO が併用されることで、全体の医療費の軽減化が計れる、治療期間が短縮できる、患者の苦痛が軽減できるという3方面からの治療効果を証明できる
EBM を学会として公表してゆくことが診療報酬見直しの必要条件であると共に学会が専門医認定制度を発足させる上での十分条件になるのではないかと考えております。 従いまして学会の専門医認定制度を軌道にのせるためには会員一人一人の診療研究における成果を是非学会総会で発表し合うこと、ならびにそれを
EBM たる論文にして掲載して戴くことにつきると思われます。 このようなお互いの持ち分を分配し合うことによってのみ学会の活性化が計られるものと信じております。
今後、学会活動を活性化させる上でHBO治療上の安全確保は絶対条件ですが、学会に会員登録されていないHBO治療医師、ならびにその治療施設も学会に所属せず、高気圧酸素治療安全協会にも登録されていないようなケースも散見され、安全基準の浸透、安全に係わる情報の伝達がいまだに十分徹底していないのが実情とも言えます。 このような状況を打破し、HBOに関わるすべての医療関係者ならびに機関に学会の安全啓蒙が徹底できるような組織造りに向けて学会組織を見直すことも必要であり、その時期にきているのではないかと思われます。
本学会もHBO適応疾患の見直し、保険点数算出方法の見直し、等の基本的問題の早急な解決を迫られておりますので、これらも踏まえた上で会員の知恵を結集させて戴き、前向き思考の学会を目指したく存じます。その為にも皆様におかれましては旧倍のご支援とご指導を賜りますようお願い申し上げます。
|